名古屋産業創新フォーラム開催 王平氏、人材育成の重要性を訴え ― 技術革新を支える“人”こそが未来をつくる ―

【名古屋・2025年4月10日】
名古屋市にて開催された「2025年 名古屋産業創新創業科技交流フォーラム」において、蔚周文商企連合会の王平(おう・へい)氏が登壇。AIやスマート製造の進展のみならず、それを支える人材育成の重要性について、熱意を込めて語った。

本フォーラムは、日中両国の産業界および学術界から関係者が一堂に会し、スタートアップ支援および技術交流を促進する目的で開催されたもので、約100名が参加した。

■「テクノロジーの本質は人間にある」

基調講演の中で王氏は、「これからの産業競争力は、技術そのものよりも、それを活用・創造できる“人材の質”にかかっている」と強調。
AI、ロボティクス、スマートファクトリーといった最先端技術を紹介しながらも、「人を中心とした産業構造」への再定義が不可欠であると訴えた。

また、中国国内で推進されている次世代人材育成モデルの成功事例を紹介した上で、「日本には優れた基礎研究力とものづくりの土壌がある。ここにアジアのスピード感や若手の挑戦力が加われば、世界市場でも十分に勝負できる」との見解を示した。

■ ステーションAiとの連携構想も発表

講演の後半では、名古屋市が推進するスタートアップ支援拠点「ステーションAi」との連携構想についても発表。王氏は、日中両国の若手起業家・研究者を対象とした以下のプログラムを構想していると述べた:

  • AI・スマート製造に関する実践型トレーニングプログラム
  • 日中間の学生・若手技術者の交換研修制度
  • 産学連携によるインキュベーション支援

これらを通じて、名古屋を拠点とした**「アジア次世代人材の国際ハブ」**の形成を目指すとしている。

■ 参加者の反応:「名古屋の未来に希望」

大学関係者や地元企業の経営者からは、王氏のビジョンに対して多くの賛同の声が上がった。

「単なる技術導入ではなく、“人づくり”から産業を見直すという姿勢に深く感銘を受けた」
―ある大学 工学部 教授

「人材の国際的な流動性が高まる今こそ、越境的な育成連携の仕組みが不可欠。王氏の構想に大いに期待したい」
―地元精密機械メーカー 経営企画部長

■ 地域連携と国際化の両立へ

フォーラムではそのほか、地元企業と連携した高校・大学向けのものづくり教育プログラムや、外国人起業家を対象とした支援制度も紹介された。これらの取り組みを通じ、地域と世界をつなぐ人材基盤の強化が、今後の名古屋の成長における鍵となることが改めて確認された。

講演の締めくくりで王氏は、「未来の技術革新は、教室や実験室、そして地域の現場から生まれる。名古屋の皆さんと共に、世界を動かす人材を育てていきたい」と語り、会場から大きな拍手が送られた。

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